自分の中で生まれてくるコンプレックスの真実

≪コンプレックスの歴史≫

あなたは、コンプレックスという言葉を聞いて、どんなイメージを持ちますか?ちょっとネガティブな印象を受ける人が多いのではないでしょうか。本来、コンプレックスという言葉は、心理学、精神医学用語で使われていて、ネガティブな意味合いばかりではありませんでした。コンプレックスという言葉を有名にしたユングの定義では、コンプレックスとは、何らかの感情によって統合されている心的内容の集まりである、ということで、ある事柄と本来無関係な感情が結合された状態のことを指しています。でも、この考え方は、あまり日本人には受け入れられなかったそうです。戦後になり、アルフレッド・アドラーの人格心理学が日本に入ってきました。彼の理論は、劣等複合を中心としていて、劣等複合を克服することで、人格が発達するというものでした。この考え方は日本人にも親しみがあり、コンプレックスは、劣等複合を中心概念とするのが一般的になりました。

≪コンプレックス=劣等感?≫

現代では、コンプレックスという言葉だけで、劣等コンプレックスのことを指すだけでなく、コンプレックスを劣等感の同義語として考える人が多くなっています。これは、精神分析の用語からすると、誤用なのですが、私たちの生活の中では、コンプレックス=劣等感として根付いているのが現状です。

≪色々なコンプレックス≫

コンプレックスが劣等複合とされる中で、日常的に使われる言葉もたくさん生まれました。ファザーコンプレックス、マザーコンプレックス、ブラザーコンプレックス。シスターコンプレックスなんかは有名ですよね。その他にも、少年に対する愛着を表した、正太郎コンプレックス、被虐待児症候群および母親の娘に対する憎悪を表した白雪姫コンプレックス、男性には負けたくないという女性心理を表した、ダイアナコンプレックス、人口存在を創造する欲望とその対象に対する恐怖を表した、フランケンシュタインン・コンプレックスなんていうものまであります。マザコンやファザコンなどは、強い愛着を持っているときに使われますが、コンプレックスというのは、過剰な愛着だけでなく、憎悪や、心理、恐怖など様々な感情によって作られるもののようですね。

≪コンプレックスを克服するために≫

コンプレックスが劣等感とされている今、コンプレックスに悩み、苦しんでいる人は大勢いると思います。コンプレックスは、なかなか克服できないものですが、克服したときには、人格が発達するとされています。コンプレックスを克服するために、何ができるのか、まず、考えてみてはいかがでしょうか。

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